北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

一歩前へ! 御礼 そして 感謝!

6月23日をもちまして、

札幌三越さんでの 北川智浩作陶展。

お陰様で無事、会期を終えることができました。


思い返せば

昨年の、少し肌寒くなったころに三越さんの美術担当の方からお話をいただいて



その時点ですでに会期まで1年を切っていて、

6月までに決まっていた個展 1本、グループ展 1本、制作依頼未納品 (大汗!)件、出品予定の公募展 4本・・・



公募展への出品の優先順位を下げるとして

教室やワークショップのクオリティー、

まして、納品期日は遅らせることができない・・・まにあうのかww~



お話をいただいてすぐ スケジュール帳とにらめっこ。


どう考えても、今までの制作ペース(=生産量)だときびしい。



今までになく広い会場。

もちろん作品の 量 だけではなく、 質 も今まで以上に高めないといけない。

そして、テスト中で まだものにはなっていない新しい試みの色も発表したい。

20140621札幌三越 4



それで、思ったことは

この個展をスケジュールに入れて、それを乗り切ることができれば

たとえ痛い目にあったとしても、 それはそれで


「一歩、前に進めるんじゃないか!!」


ということです。



そもそも、“今までの制作ペース”というリミットをつくってしまっていること自体おかしい。


会期を1年伸ばして・・・という安全策も頭をよぎったのですが、

それをしては、今までと何も変わらない。

ということで次の日にお受けする返事をしていました。


20140623札幌三越個展

あらためて、

札幌で展示会を始めた当初から応援していただいている方々、

近年の札幌での作品発表(個展や企画展)で御縁のできた方々、

その昔、同じ学び舎で机を並べた旧知の友、

畑違いの分野にもかかわらず 後輩にあたたかい声をかけるために駆けつけていただいた OB OG の先輩方、

道新さんで取り上げていただいた記事を目にして今回あらためてご縁ができた皆様、

本当にありがとうございます。


一度ご覧になったなじみの方が、「見せたいから」って会期中に再びお友達を連れて来ていただくという
感激のシチュエーションもあり、ただただありがたい気持ちでいっぱいです。

今回は、百貨店さんで初回 ということもあり、ご祝儀的要素も! と

しっかり足元を見つめつつ、

皆様からの温かい応援を励みに、

また 次 にむけて

新たな作品とともにお会いできることを楽しみに

日々、精進したいと思います。

 
20140621札幌三越 3



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  1. 2014/06/25(水) 04:39:28|
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 三度目のW杯 最終日の朝 と 初心

サッカー日韓ワールドカップで札幌シティが盛り上がっていた2002年6月。

その年の3月に家族で横浜から移り住んでいた私は

ワールドカップ や ベッカム様 どころではありませんでした。


事前に目星をつけていた土地がなかなか決まらず、

仮の仕事場で 小さな電気窯で テスト焼成を繰り返すも

満足いくものが焼けず。。。

途方に暮れていた時期がありました。



結局、3年後の2005年、落ち着いて制作することができる今の仕事場を立てることができました。


何度か記事を書いたり、当時お世話になった方にはお渡しした 


工房併設の展示場の 名前の由来 と お礼 を記した “しおり” 。



ご覧になったことがある方も多いかもしれませんが、


当時はそれから三度目のワールドカップの時季に

同じ札幌シティの百貨店さんで個展を開催させてもらえるとは。。。。



最終日、初心 と お世話になった方々への感謝の気持ちを胸に

気を引き締めて 会場でお待ちしています。




エピソードあゆ藤1

工房併設ギャラリー「あゆ藤」

北海道に移り住んで3年、工房の場所を探していましたがなかなか思うような場所が見つからず途方にくれていましたが、たくさんの方との出会い、ご縁によってようやく工房を建てることができました。

ギャラリーの名前はお世話になった方々の名前からいただきました。

独立当初、気持ちは焦れど満足のいくものが焼けず「もうつくる事を諦めようか」と思うこともありました。そんな時横浜で修業時代の後輩、斉藤あゆみ嬢が病気で亡くなりました。享年25歳。
つくりたくてもつくれない者がいる中でつくれることのありがたさ。
彼女を含めて亡くなった多くの陶工達がみても恥ずかしくないものをつくり続けようと思いました。

工房の場所がようやく決まり、建設が着々と進み、棟梁藤本さんとの打ち合わせの中で私は「ホントは古民家を移築して住むのが夢なんだ~」とたわいのない雑談のつもりで何気なくいいました。
2週間後、ギャラリーの天井に2本の古材が組み込まれていました。「倉庫にたまたまあったから」と藤本さん。
そんなことを言ったことすら忘れていた私は、その粋な計らいに感動し、同時にかつてあゆみちゃんが言っていたことを思い出しました。
「北川さん、もし北海道に行って古民家のような工房建てたら、夏の間だけ私、タッちゃんとフーちゃんの遊び相手に行ってあげますよ」
「3食つきで月給5千円ならいいぞー」

そして思えば今私達家族が住むことになったお家の元主、千葉さんは草木の好きなお方で門のところには立派な藤の木が植えてありました。藤の木は窯場建設のためお家の横に植え替えました。

その他にも多くの方とのご縁とご協力によってこのギャラリーと工房そして窯場を建てることができることができました。鳴海会長、小林部長、藤本棟梁、弟さん、若いお兄ちゃん、助っ人の大工さん、水道屋さん、ガス屋さん、クロス屋さん、電気屋さん、山梨から大事に窯を運んでくれたトラックの運転手さん、利之先生、春甫先生、大澤社長、ワイヤーたま掛けのおじさん、そして斉藤社長。
この場を借りてお礼申し上げます。
平成十八年二月吉日                 北川智浩

  1. 2014/06/23(月) 08:16:09|
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札幌ナイト 先程まで会場のお皿を “そう料理” してくれましたか!(感激)

20140621札幌三越

個展も残り2日。

ということで、やはり札幌ナイト! は 

札幌駅北口の居酒屋 味百仙さん で元気液 注入!

たくさんの作家ものの器を 気取らず素敵に使ってくれるお店です。



お店の大将には、もう10年前くらいに 私が札幌のギャラリー喫茶で小さな展示会をした時から

足を運んでいただいています。

当時、まだ白磁の焼成がうまくいかず ひと窯全部割れたり、黒いシミが出たりの中、


やっとのこと展示会に間に合わせたお皿を手に取って



「これ、何を盛り付けて使うの?」  と。


核心を突かれて言葉に詰まる私(大汗)

 “つくり” や ”焼き” のことで いっぱいいっぱいな状況で

一番大切な “使い手への思い” がまったく足りなかったんですね。



そんな時から、ありがたく お付き合いしていただいてますが、

私がお店に伺った際に 購入していただいた器に

料理を盛っていただくようになったのはごく最近。




かなり以前に購入していただいた器にお刺身。

それが前触れもなく、 スッ  と目の前に出てくると



一瞬 カウンターパンチをくらったように 脳みそがフリーズ しかけますが



「こんなふうに盛ったのははじめてだけど 意外と決まってるね」



と、喜んでいいのか悪いのか判断がつかない素敵な言葉をいただきながら、



「こういうの、楽しいなー。 もっといいものつくりたい!」

と思い 元気液を 注入します。





で、今回は、

「丸いのは久しぶり。 うまく いかない(盛れない)と気分わるいんだよなー」と大将。



鏡のように研がれた黒檀の柄の刺身包丁 と 無駄のない動き。


先程まで個展会場にあった 水氷文のお皿に 本日の刺身盛り合わせ。


相変わらずいいのか悪いのか判断のつかない言葉の真意は

自らの曇りなき眼(まなこ)で!


やっぱり、こういうの たのしい!




20140621味百仙1
  1. 2014/06/22(日) 08:29:43|
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お陰様で ぐい呑み 嫁ぎ先が次々と

白磁 は赤や青の色の文様を器のまわりに まとわないぶん

カタチ をストレートに表現することができます。

私の最近の仕事では まずベースの形を仕上げた後、

何段階かに分けて、彫の仕事と仕上げ作業を繰り返していきます。


そして、器に 凹凸(オウトツ)をつくることによって

“影(カゲ)”   を つくります。

会場では 上からのスポットが強いので 強めの影ができていますが、



ご自宅では

朝、東の空からのさわやかな光、夕方の低く黄色い西からの光・・・・

器に受ける光によって表情を豊かに変えてくれることを願っていたりします。




20140621作品画像1

「おっ!それって、お宅のぐい呑みを使って 朝っぱらから飲むのと、
夕方から飲むのでは 器が違って見えるってことかい?」

と聞かれたら

「夕方に、朝の器の状態を覚えていただいていたら・・・きっと、でも、かなり酔っ払っていますよね(笑)」


おやおや、これは、今回の個展では実演スペースがあり

まだ、つけての実演はしていないのですが、

一応、作業ということで自前の“酒屋さん前掛け”を持参しているからでしょうか?




酒屋さん前掛けのお陰!?でしょうか、  ぐい呑み 


次々と嫁ぎ先が決まり のこり 2点 となりましたので 

もし、ご希望の方は お早めのほうがおすすめです!!

    (写真の作品はすでに嫁ぎました~)


20140621作品画像2

  1. 2014/06/21(土) 08:50:48|
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北海道新聞さん そして 100キロ離れた 北の国から!?

札幌三越さんで開催中の個展。

北海道新聞 6月20日江別面(江別市、新篠津村) で取り上げていただきました。

実は同じ記事が 前日の6月19日 札幌面(札幌市) で取り上げていただいたようです。



広い北海道、

北海道新聞さんの 平日の朝刊では 共通紙面の他に 

エリアや市町村単位で数十の地方版があるようです。

取材していただいたのは札幌の記者の方でしたので

19日に札幌面に、そして同じ記事を20日に江別面にのせていただきました。


20140620道新江別面

「記事を見ました~」と声をかけていただいた札幌近郊のお客様をはじめ



ありがたいことに30年前、同じ学び舎で机を並べた(机じゃなく野球グランドにいる方が多かったですが(汗))

旧知の友たち も足を運んでいただきました。



そんな中 100Km !!以上離れた あの 北の国(富良野市)から 

中学、高校野球部の S 先輩 が ご家族で来ていただきました。

   (他の同窓の皆様めんなさい! ここは なつかしい体育会的な上下関係!?と
    伝説のドラマの力を借りたい ということで  S 先輩を代表させていただきます(笑)) 

展示会終了後にはしっかり 家飲みでの 打ち上げ に使わせていただきます。



そして、富良野といえば

あー もうすぐラベンダーの時季が来たりして、そのほか素敵な風景やおいしい野菜、チーズ ワイン・・・


いかんいかん。 さっ !! 

しっかり仕事して きっちり休暇!を目指して

本日も会場でお待ちしています!

20140620富良野ワイン
  1. 2014/06/20(金) 08:31:30|
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3日目、カンバロウ北川家!さあ次は君の番 スイッチON

相変わらずの雨模様の札幌

6月の連続の雨日が過去最高に並ぶとかならばないとか!?

そんな中で足を運んで頂きありがたいかぎりです。


北川家では

私(父)が本日個展3日目!

息子が部活の全道大会3回戦!!

ありがたいことに、現地に向かってくれた親御さんから
LINEで戦況が刻々と入ってくるみたいだけど、
確認するのは会場を出てからですね。

それでも便利になったものです!



そして次は君の番! ということで

娘が中間テスト初日!!!

父さんは普段、仕事場での一人仕事モードから

実はあまり慣れない、個展会場での解説トークモードに
スイッチが切り替わりっぱなしでONなのかOFFなのか
解らなくなっているけど

君のスイッチはしっかり入ったかい!?

個展初日には 蕾 のお花もそろそろ咲きそうですね!


20140619札幌三越個展1
  1. 2014/06/19(木) 08:03:33|
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お陰様で無事、そしてちょっとパタパタな初日を!

三越さんでの初個展、お陰様で無事終了することができました。

初日は少々早出をして、花器にお花を生けていて、

もうちょっと・・・という感じであっというまに開場時間。


個展としては、今までになく広い会場。

ひとつ、ふたつ生けたくらいでは「ボリュームがたりない・・・」

読みが甘かったと反省するも、

最後はエイッと投げ入れ!(汗)

それでも、知り合いに分けていただいた 山野草の いい感じな具合にとっても助けられました!

あらためて感謝な初日です。

それはそうと、途切れることなく来場していただき、お花の写真をとるのをすっかり忘れてしまいました。

お花の写真はいずれまた(笑)





20140614作品画像 3
  1. 2014/06/18(水) 00:35:14|
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 自分にとって新しい色 少しですが 前に進めたかなと! 

明日からの札幌三越さんでの個展。


“札幌まつり”さん?のご一行で、どうやら車線規制!?

ということで、「搬入時間にまにあうのか~~」と

30分間、信号の赤と青とを眺めながら1mも動かない 渋滞中の車の中でドキドキしたりもしましたが

お陰様で何とか搬入が終了しました(汗)


今回、ここ何年か試していた新しい色 (釉薬) に 挑戦しています。

挑戦 というのは 自分にとって新し色、

それは青みの強い色と、桃色の線のある作品。


ずいぶん焼いたのですが、発表できるのは ほんの数点。(悲)

挑戦中ということで、プロとしては恥ずかしいことに成功率が極端に低いのですね。


あたり一面のクローバーのなかから“ヨツバのクローバー”や“イツツバのクローバー”を
探すがごとく!?

今までと違う色を探していただけるとありがたかったりします。


20140614作品画像2

それでも、とにかく個展のお話を三越さんから頂いた際、

その時から 「新しい色を出品する」 と決めて

制作を進めた今回の展示会。


「一歩進んだ」ということにして
あとは、皆様からの御批評を頂ければと。。。

そんな、まな板の上の鯉 のような個展初日前日であります。

20140614作品画像1
  1. 2014/06/16(月) 23:35:30|
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 時間がない!という時に限って ポロッ と・・・

個展に向けての最後の窯の予定も迫ってきて、

仕上げたい作品もたくさんあって、

とにかく時間がない!

のこり時間と作業予定を照らし合わせて、制作途中の作品のすべてを仕上げることはできない。

優先順位を決めて、どれかを捨てなくちゃ・・・と考えているとき・・・


そんな時に限って、ちょっと面白そうな新たなアイディアが

ポロッ とこぼれ落ちるようにでてきたりします。


ポロッ と。



アイディアによっては制作時間(手間)はそれほどかからず、

期待しないで焼いて見ると案外よくいくことも稀にですがあります。



ですが、だいたいの場合は

“探りながらの”作業なので、

専用の道具をこしらえたりと、

制作時間がかかってしまうことのほうが多いかもしれません。


予定していた他の作品の制作時間をさらに削り、新たなアイディアの制作にあてるとして、

焼いてみて、思ったほど効果がなかったり、

焼成の段階で思わぬトラブルが発生してしまうことも考えられます。

何せ新しいアイディアなのですから。


そうなると、個展には間に合わず、残念ながらお蔵入り・・・(悲)



で、今回は制作時間(手間)のかかるアイディアがポロッとでてきて、

しかも、香合(お茶道具のひとつ)という少々マニアック?なジャンル(お茶業界の皆様ごめんなさい)。



ひとつふたつ仕上げていくうちに、

「焼くまで見とどけたい」という ものつくり の気持ちがムクムクと!


「いかん、こんなに香合ばっかりつくってどうする」と思いつつ手が動いていきます。


写真の作品は仕上げ作業が終わっていますが、水に入れれば再び粘土に戻ってしまう “乾燥” 状態。

ここから本焼き焼成を経ると、約7~9% 収縮します。


作品はすでに窯の中。


“焼き” の段階をうまくクリアして、個展でお披露目できるといいのですが!





20140530香合1
  1. 2014/06/08(日) 15:58:31|
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