北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

      桜の彫文様。

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桜の彫文様の鉢(桜鉢)の制作では、

5種類の刃先の道具を使っています。



花弁が層に重なっている場合は、
花弁の彫り方を変えて、

奥行き感や華やかな感じが出ればと、思っています。



桜を文様として、彫り始めてから、かれこれ10年近く経つと思います。


きっかけは工房の前に咲いていた隣の家の山桜。

それと、家の前に勝手に生えてきた芝桜。(笑)



北海道に移ってきた時、

生まれて、幼い頃を過ごした土地ということで、
冬の暮らしなんかも、

もう余裕で大丈夫!!という感覚で戻ってきたのですが、



実際暮らし初めて見ると、

寒さや除雪の手間、
寒さが厳しくなるにつれて上がっていく灯油価格など、

思いのほか冬の暮らしが厳しかった。




高校までは暮らしていたといっても、子供として、守られいたんですね。

ところが、移って来た時は、家族の安全を守る立場になったという、
立場の変化が大きいと思います。



そうして、冬を無事に越すと本当にホッとします。



もっとも、40年前はもっと冬を越すのに今とは比べ物にならないほど
手間がかかったリ、大変だったのでしょうが。




工房の前の桜が咲く5月初旬、

工房辺りでは、もうさすがに雪かきの心配はしなくていい。
(峠はまだ吹雪いたりしますが、)


そんな、冬を越えた、ホッコリとした感じを、器に落とし込めれば、と。




桜の彫は、初期の頃から、少しづつマイナーチェンジしています。

集中して彫っても一日に数を彫れないのですが

もう少し、、
こうしたほうが、、よくなるのでは、、、

との繰り返しです。



20170118_430_430IMG_4932



北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
  場所  JR札幌駅西通り北口 「北海道さっぽろ[食と観光]情報館(愛称:キタベル)」内
  会期 11月上旬~2017年4月下旬

◇第63回日本伝統工芸展 仙台巡回展に出品しています
  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)

日本陶磁協会賞 受賞作家展
  会場 和光・銀座本館
  会期 2月1日(水)~2月14日(火)
  
  ※会期中、会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています。
   2月4日(土) 14:00~  日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名



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  1. 2017/01/21(土) 10:38:32|
  2. 制作
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      雑誌「陶説」掲載のお知らせと汝窯水仙盆。

陶説765_300_430

この度、日本陶磁協会発行の陶芸雑誌 『陶説』765号(平成28年12月号)に

第1回日本陶磁協会「現代陶芸奨励賞」北海道展   についての報告記事(76~72頁)


同じく、『陶説』766号(平成29年1月号)にて、受賞作品が巻頭カラー口絵として掲載されています。



陶説766_300_430



『陶説』765号には、北宋時代(11世紀末~12世紀初)、
汝窯にて焼かれ、

台北の故宮博物院所蔵、
「人類史上最高のやきもの」  と言われている
 「青磁水仙盆」が
表紙となっています。



かつて、汝窯の青磁水仙盆をどうしても見たくて、
少し無理して、
台湾の故宮博物館や大阪の東洋陶磁美術館へ行ったことが思い出されます。


台湾へ行った時は、


ちょうど2007年2月まで、
3年間にわたる改修工事の最中での展示ということもあり、

見れることは見れたのですが、
おそらく仮の展示場所なのか、
強すぎる照明の関係で、

色が、、
よくわからない・・・・

こりゃ、もう一度くるしかないのかな、
と思った事を思い出します。

残念ながら、まだ行けていませんが。(涙)


なお、現在、大阪市立東洋陶磁美術館にて
特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」が開催中です。






北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
  場所  JR札幌駅西通り北口 「北海道さっぽろ[食と観光]情報館(愛称:キタベル)」内
  会期 11月上旬~2017年4月下旬

◇第63回日本伝統工芸展 仙台巡回展に出品しています
  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)

日本陶磁協会賞 受賞作家展
  会場 和光・銀座本館
  会期 2月1日(水)~2月14日(火)
  
  ※会期中、会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています。
   2月4日(土) 14:00~  日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名




  1. 2017/01/18(水) 10:24:59|
  2. 新聞・雑誌・書籍
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      瓶掛の制作、その2。


(その1は こちら




焼成中、楕円に変形してしまうのを防ぐために、

まず、単純に、底の部分の ”厚み” を厚くしました、がダメでした。



次に、‟逆さにして” 焼いてみました。


瓶掛は、
内側の底のあたりは、釉薬を掛けません。

その部分を、同じ磁器土で 筒状の道具を作り、
逆さに受けて、口縁部分を浮かせて焼きましたが

やはり、変形してしまいました。

しかも
見込み(内側)の 芯 から少し外れて 受けてしまったために

いびつな形に歪んでしまいました。



この方法は、もう少しデータを取れば意外といけるかもしれません。

ただ、見込みの 芯で きちんと逆さに受けることと、
受ける筒状の道具の 直径 が重要な気がします。





瓶掛は、
3つ足で受けていることよりも
前部に切り込みが入っていることのほうが、

変形につながっているような気がします。


焼成中、窯の中で、1250℃以上に熱せられた磁器素材は

真っ赤に熱せられ、   (→難しく言うと、釉薬の融点は超えていますが、素地の融点は超えていない状態)

形が不安定になります。



逆に言えば 通常の 口ぶちが丸く、丸い高台の器 というのは 
本当に、‟安定した形”  なのですね。



20170113_4911 (2)_400_422





3つ足というと、
同じ茶道具の ‟香炉”(こうろ) があります。 

その、香炉の焼成で行う技法を試してみました。



3つ足の内側に ‟受ける部分” を作り

その部分には釉薬をかけないようにします。


その ‟受け” の径に合わせて、丸い筒状の道具を制作、

その道具で受け、足の部分を浮かせて焼くと

それほど変形しないということがわかりました。


20170113_4914 (2)_350_466







丸い筒状の道具は同じ磁器土で作りました。


素焼き後の本焼き焼成で 大きさは 約8~10% 収縮するのですが

瓶掛と 受け台が ‟同じように収縮” してくれないといけないからです。

もっとも、収縮率さえ同じで、焼成に影響を与えなければ
違う土を使っても構わないと思います。




それにしても、焼成に専用の道具が必要なんて~
しかも、同じ収縮率でないといけないなんて~

焼成後は、人一倍働いてもらいたいものです!!(笑)




20170113_4919 (2)400_324



北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
  場所  JR札幌駅西通り北口 「北海道さっぽろ[食と観光]情報館(愛称:キタベル)」内
  会期 11月上旬~2017年4月下旬

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  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)

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  会期 2月1日(水)~2月14日(火)
  
  ※会期中、会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています。
   2月4日(土) 14:00~  日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名






  1. 2017/01/13(金) 20:44:57|
  2. お茶の道具
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       瓶掛けの制作、その1。

瓶掛(びんかけ)とは、茶道具の一種です。

火鉢のように中に炭を入れて、
五徳の上に鉄瓶をのせて、
茶を淹れるための湯を沸かします。

磁器の器で、

「炭で火を起こしたりしたら割れます!!」

と、最初は制作を断っていたのですが、



試しに1点制作し、暫らく使っていただいたら、

どうやら割れない。


器に熱が伝わらないように,
器と炭の間 に 灰や素焼きした道具(←断熱効果あり)を
施したりします。

それでも、使用後は濡らした雑巾で持たないといけないほど
器の温度は上がるようです。

‟道具” ですから、
使っていただく方の「使い方」というものが
かなり大きく関わってくるような気がしています。


ですから、瓶掛に関しては制作を制限していますのでご了承くださいませ。


ちなみに、以前、試験的に
磁器の鉢に 
七輪ジンギスカンをした際の 残り炭を入れたところ、、

鉢は、、5秒ではじけるように割れました。
これは熱により磁器素材が急激に膨張するためです。

同様の実験をされる場合は、危険なのでくれぐれもご注意を!!!




話を戻します。

試作品を使っていただいて、割れない、使えるということになって
制作をすることになったのですが、
問題が出てきました。



写真は没になったのも。


写真ではわかりにくいのですが上から見るとかなり楕円形に歪んでいます。

写真でも 口ぶちが波打っているのがわかります。

丸い高台ではなく、3点の足で上部を支えるのと
前部に切り込みを入れているため、‟形が崩れやすい”

などの原因が考えられます。

それで、いろいろと試してみました。

つづく。


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北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
  場所  JR札幌駅西通り北口 「北海道さっぽろ[食と観光]情報館(愛称:キタベル)」内
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  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)

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  ※会期中、会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています。
   2月4日(土) 14:00~  日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名




  1. 2017/01/11(水) 09:36:37|
  2. お茶の道具
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    2月、和光さんで。

201702日本陶磁協会賞受賞作家展600_281


昨年、「日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 (北海道展)」を頂いたのですが、


今回、受賞作品を

東京で作品を見ていただけることになりました。



日本陶磁協会賞 受賞作家展” です。 

場所 和光本館 東京都中央区銀座4丁目5-11
      tel 03-3562-2111
会期 2月1日(水)~14日(火)
時間 10:30~19:00 (最終日は17:00まで)



583白磁水氷文鉢201610_377_269 (2).

また、

2月4日(土) 14:00~、

会場にてトークイベントがあり、

私を含めて 

現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名の皆さんと

参加させていただく予定です。




ただ、北海道の2月となると、、

こちらの予定よりも
天気の状況が優先されますので、、、


昨年末の大雪で大変だった新千歳空港ということもあり、

一応、トークイベント前日の飛行機を抑えたのですが、

先ずは、無事、行って、帰ってこられれば!!

と思っています。笑




201702日本陶磁協会賞受賞作家展作家名600_280


201702日本陶磁協会賞受賞作家展300_



北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
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  会期 11月上旬~2017年4月下旬

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  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)

日本陶磁協会賞 受賞作家展
  会場 和光・銀座本館
  会期 2月1日(水)~2月14日(火)
  
  ※会期中、会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています。
   2月4日(土) 14:00~  日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 受賞作家5名






  1. 2017/01/07(土) 10:42:03|
  2. 企画展/イベント
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      今年もよろしくお願いします。

20160327作品画像 00800webdai

あけまして、おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

ブログでは、展示会の予定 や 制作のあれこれ を発信していきたいと思います。






と、昨年末のお話。

仕事場の掃除を終え、

後回しにしていた、
パソコンで、
片づけなくてはいけない仕事をしているときに

ネットで調べ物をしていたら
見つけました。




日本工芸会のHPに、、

作家を探す

という項目があり、

そのページの検索欄に私の氏名を入力すると、、

近作の画像
きちんと表示されるようです。

作品は日本伝統工芸展や東日本伝統工芸展への出品作です。


たまたま見つけたのですが、

なんだか、、

勝手にほっこしました♬


さっ!!
あらためて、気を引き締めて、仕事に取り組みます。


今年も皆様にとって幸多き一年となりますように。




北海道どさんこプラザ札幌店に出展しています
  場所  JR札幌駅西通り北口 「北海道さっぽろ[食と観光]情報館(愛称:キタベル)」内
  会期 11月上旬~2017年4月下旬

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  会場  仙台三越 
  会期 1月25日(水)~1月30日(月)






  1. 2017/01/02(月) 11:21:29|
  2. 四方山話
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