北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

  注器は・・・

注器の制作  というと どうしても 一歩構えてしまいます。


やきもの のカテゴリーで “注器” というと、  

液体をたたえ、注ぐ機能を持った 器 や 道具 といったところでしょうか。



そういう意味では喫茶の道具である 急須やティーポット、 

食卓に並ぶ 水差し(ピッチャー)や醤油注し、

酒器としての 片口や徳利などが

“注器” として1つのカテゴリーにすることができるので


なんだか不思議な気がします。



ただ、制作する立場から 注器 を見ると どれも

液体(お茶だったりお酒だったり)を注いだときの キレ が 気になります。



キレ が良くなければ どんなに その姿が美しくても 道具としての使い勝手が よくない 器 になってしまいます。


やきモノつくり として

「カタチはいいんだけど ツカエナイな~」といわれてしまうような  モノ はつくりたくありません。 



これまで 急須やティーポットを制作を すると決めてから

この キレ に関しては クリアすべき 重要な要素の1つでした。


最初はとにかく作って、そしてうまく焼きあがった急須に

水を入れて試しに注いで これはいい これは出せない・・・

ですが、これだとあまりにも効率が悪い・・・


次には こういう風に作ればキレがいいはず!!

という仮説を立てて 実際焼いて・・・試してみると前より悪い!!(大汗)・・・ 違う!



で、また仮説をたてる。 という  トライ&エラー  の繰り返し。


もちろん、これはどうだろう  と 自分でキレを試した時に

いい、悪いのボーダーラインにあるものも多いのです。


で、迷った時には出さない(売らない)。   と決めていました。


ただ、急須やティーポットを制作し販売していく中で

お店の方や あるいはプロの業者さん、そして何より購入していただいたお客様の感想が

次の制作の大きな手助けとなりました。




注器の中でも 急須は遥か縄文の時代から存在したとされる歴史のある道具。


ですから、まだまだ奥深い!! もっと・・・と感じるところはとても多いです。




そして、今回、ぐい呑に 注ぐ注器。 “徳利” の トライ&エラー中 (笑)


今まで 何度か徳利を発表した事はあるのですが

とにかく 制作して 焼きあがってから キレ を試して OK あるいは ダメ で

出品(販売)する作品を決めていました。

今回は、こうじゃないかな!?という仮説をたてて制作中。



日本酒もその味を保つためには温度管理が重要とのこと。


できれば、その日にたしなむ量だけを徳利などの注器に注ぎ

残りのお酒の方は冷蔵庫に保存したほうが

次の日も いい状態で味わうことができます。いいという 専門家のお言葉。

確かに 理屈が通っていますね!



ぐい呑みに あわせて 徳利などの注器を! と 日本酒のプロの方から言っていただくと・・・


やきもの屋 としては やはり 制作に力が入ります。  はい!!





20141213徳利2
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  1. 2014/12/16(火) 23:48:28|
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