北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

        釉薬の誘惑

素焼した素地に釉薬を掛けます。


その後、窯詰めして、本焼き します。


釉薬は液体状ですが

水のようにサラサラしているわけではなく(感覚的な表現ですが・・・)

少しだけ ドロッ とした、所謂 粘性があります。



ですから、素地に釉薬を掛けると

どうしても タレ たような 凹凸ができます。


やきものの種類や釉薬によっては、
その凹凸がある状態のまま焼いた方がいい場合がありますが、

一般に磁器の場合には
その凹凸を可能な限り平らにならします。


釉掛け直後、
少し面白い感じ に釉薬が垂れて凹凸ができたりすると

「このまま焼いたら面白いものが焼けるのでは・・・」という

思いついたばかりの 魅力的に思えるアイデアを
すぐ試したくなる 誘惑 に負けそうになりますが、


思い直して平らにならします。(笑)


というのも、私の白磁釉はならした方がきれいになるように調合しているからです。
誘惑に負けて焼くと・・・
経験的に 少し中途半端な具合の 凹凸 になるでしょう。


釉薬直後の状態を保持したまま焼きあげるためには
釉薬の調合を変えないといけないですね。

釉薬の耐火度を上げて、より素地に近い組成へと調合しないと
1200度を超える高温で溶けて カタチ が崩れてしまいます。


ただ、こういうたくさんの残念な結果となる “思いつきアイディア” の中に
突き詰めていくと独創的なアイディアになる可能性を秘めたもの、

そういうアイディアがあるのかもしれないので
気をつけなければなりません。


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  1. 2016/02/13(土) 09:19:53|
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