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北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

    判子、3個。

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作品を桐箱に入れてお渡しする場合があります。



私の場合、

普段使いの器はそのままお渡しするのですが、

お茶道具や、酒器、大鉢などは桐箱に入れてお渡しする場合があります。

(もちろん、桐箱なしでお渡しする場合もあります。)


その際、箱の表面に箱書きをして、自分の印を押します。



この時に使用するハンコは、自分で作りました。



独立してから数年後なので、かれこれ10年以上前。


素材は木や石ではなく磁器土を焼成して。


磁器土は、もの凄くざっくりいうと、“陶石”という白い石を 粉にしてから粘土にしたものなので

同じ“石”ではあります。



作り方は

程よい大きさの磁器粘土の塊を乾燥させ、

先ず、木に当たる面(通常は紙に押される部分、印面)を平らにします。

持つ部分は思い思いに、削りだします。



図書館で篆刻用の書体辞典から

自分の名前の漢字で 気に入った書体を探し

印面に彫り込んでいきます。


細かい部分を彫りだそうとすると、ポキッとかけたりします。

そういった場合は、また、ザァーザァーっと印面を平らにして やり直し。


石と違って間違えても簡単にフラットにして、やり直すことができるのがいいところですが

乾燥させただけなので 欠けやすく、細かい線を彫り出しにくいのが難点です。




感覚的に自体を選んで、エイっと焼き上げた判子、

これが意外と気に入っていたこともあり

長く使っていました。




桐箱の箱の大きさは、

ぐい呑サイズから大きな鉢まで

作品に合わせてしつらえます。



その大きさに合わせて、判子も3種類ほどつくって(焼いて)みました。


磁器土で判子を作ってみて、思ったのですが、これが結構楽しい。


磁器の仕事もそうですがカリカリ彫り込むのは
性に合っているのかもしれません。



で、石でも彫って見ようと

篆刻用の石 と 削る道具を購入し



ただ独立してバタバタしている時期、

本業の仕事も解決しなくてはいけない課題がまだまだたくさんあったので、



判子用の石は しまい込み、

篆刻用の道具のみ本業の彫りの道具の1つとして採用しました。





そして、次は、 字体に関して、もう少し調べてから

じっくり彫ってみるのもいいかな思っているうちに十数年。

本当に、、綾小路キミマロさんじゃないですが、あっという間です。




そんな風に、印のことは、ちょっと優先順位下位ながらも

いずれは、、 と思っているときに




たまたま、お世話になっている Kさんに、 判子 の制作を勧められました。

Kさんは 小森忍さんの器(当然桐箱も)を 多く目にされている方でしたので


お話を頂くというか、そういう風にアドバイスをいただいて、

さらに、Kさんがお願いしている専門の方を紹介していただけるとの事。


これは、

判子を制作するちょうどいい潮時かな、と。



それと、時折は、自分に必要な道具を別の分野のプロの方に
御願いするのもいいかな、と。


私はお客様からオーダーを頂き、器という道具を制作するわけですが、

時には、他の方にオーダーすることによって

自らのオーダー制作の仕事の進め方をチェックしたりできるのでは、

という風にも考えました。







作り手に制作を依頼し、その出来上がりを待つのは思いのほか楽しいものです。



私も、オーダー制作の件ではお客様をお待たせすることが多いので

先方に、早く早くとは、決して言えませんが !!!(苦笑)




で、作っていただいた判子がこちら

やはり、大きさに合わせて3種類。




まだ、押してはいませんが

押すのがとっても楽しみです!!!





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