北川智浩の白磁と自転車

北海道の江別市で陶芸(白磁)の制作をしています。

第54回東日本伝統工芸展に入選、4月は日本橋三越さんでも。

第54回東日本伝統工芸展に「白磁渦巻文鉢」が入選することができました。

4月は土岐市に続いて日本橋でも作品を見ていただく機会を得ることができました。

日時は

4月16日(水)~21日(月)

日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
午前10時~午後7時 ※最終日は午後6時閉場



ここで少し昔のエピソード

私が弟子をしていたところは、公募展への出品がOKなところでした。

弟子の時には公募展に出品するのはダメ!というところも当時はあったと聞きます。

その点はとてもよくしてもらったと思っています。本当に。


最初の出品は神奈川県展でした。

当時は私を含めて弟子は2人。

師匠(3代目)が締め切りの2週間前くらいに、突然「出品します。つくりましょう」


早速その晩から作り始めます。

制作できるのは仕事の終わった夜のみ。

焼成までに乾燥を強引にするとして、制作は2~3日で仕上げないと

間に合わなくなります。

通常、大物ですと完全乾燥には何週間か、かかりますから・・・


そんなタイトなスケジュールで出品に向けて制作を開始してから数日後、

夜の制作を許された時間に大雨が降りました。


雨が激しいと、仕事場の並びにある先代(師匠の父様で2代目)のご自宅の屋根が雨漏りします。

そこで、その日の制作を中止して、

「今日はみんなで屋根にブルーシートをかけます」


そう言われた時には

やっぱり、出品より雨漏りだな~ これで締め切りに間に合わせるのは厳しいかも・・・


次の日、先代の仕事場に初めて寄せてもらい、初めてロクロ作業を見せてもらいました。

その時見せていただいたのは 磁器の大鉢のロクロ引き。

一緒に見ていた師匠の

「これが技です」

という言葉がすごく印象的でした。


その次の日から削り作業を終え、天日やバーナーをフル活動しての強引な乾燥と

複数の窯を贅沢に使わせてもらい

無事、出品の締め切りに間に合うことができました。





独立後、公募展に定期的に出品することを自らに課して10年近くなります。


最初の頃は年に1つの公募展に出品するのがやっと。


徐々に忙しくなってくると、とにかく毎回“間に合わない”という状況になってしまいます。

ですから、最初に「まず、出品する」ということを決めてしまいます。

出品を決めることによってスケジュールはよりタイトになります。

もちろん、落選した公募展も多数(涙)

しかも落選した場合、その理由を誰も教えてはくれないため、その未消化感はなんとも言えないものがあります。


それでも、出品を続けているのは

「今できる精一杯のことをやらなくちゃ」

という気持ちです。






弟子のころに出品を契機に必死に技術を学んだ時と比べると、確かに多少の経験値は増えましたが


「前よりもっと納得できるものをつくらなきゃ」


というお題と向き合っていることに、変わりはないのですから。


白磁渦巻文鉢部分




2014東日本伝統工芸展DM写真面

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  1. 2014/03/08(土) 21:02:12|
  2. 公募展
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